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[2204]Basic research for the development of a highly efficient scandium separation process (3)

○Yuki Yokota1, Nona Matsumaru1, Akira Kirishima1, Masahito Uchikoshi1, Hiroto Watanabe2, Akiyama Daisuke1 (1. Tohoku University, 2. Sumitomo Metal Mining Co., Ltd.)
Chairperson: 夏井俊悟(東北大学)

Keywords:

Scandium,Thorium,Chelating resin,Ligand flexibility,Diglycolic acid

スカンジウム(Sc)は地殻中平均存在量が22 ppmと比較的豊富に存在するものの,鉱床として濃集して存在する例が少ないため高価なレアメタルとなっている.Scは主に希土類鉱石などの精錬残渣から副産物として回収されるが,残渣中にはジルコニウムやハフニウムなどの遷移金属元素のほかに,トリウム(Th)などの放射性元素が含まれており,Scと化学挙動が類似するThの効率的な分離が課題となっている.本研究では,配位子構造の自由度に着目し,多孔性メタクリレート樹脂にジグリコール酸骨格を有する配位子を固定化した固相抽出材を合成した.配位子として,柔軟な鎖状構造を有するジグリコール酸に加え,剛直な5員環構造を有する2,5-チオフェンジカルボン酸および2,5-フランジカルボン酸を導入し,配位子骨格の剛直性ならびに5員環中のヘテロ原子種(S,O)の違いがScおよびThの吸着特性に及ぼす影響を評価した.本発表では,各固相抽出材の吸着試験結果から得られた知見,および今後の分離達成に向けた展望について詳細を報告する.