講演情報
[59]公園・緑地へのアクセシビリティが生活の質に与える影響に関する研究-栃木県宇都宮市をケーススタディとして-
○齋藤 響1、大森 宣暁2、長田 哲平2、土橋 喜人3 (1. 栃木県大田原土木事務所、2. 宇都宮大学、3. 金沢工業大学)
キーワード:
生活の質、公園・緑地、アクセシビリティ、主観的幸福感、COVID-19
COVID-19の流行下において、人混みを避けて活動ができる公園や緑地といったオープンスペースは心身の健康を保つ場として、その重要性が認識されるようになった。このことより、公園・緑地へのアクセスのしやすさは周辺住民の生活の質に影響を及ぼすことが考えられる。そこで本研究では、栃木県宇都宮市を対象に、公園・緑地へのアクセシビリティを測定し、市民の生活の質の評価指標に与える影響を分析する。公園・緑地へのアクセシビリティは、500mメッシュを単位としたGISのネットワーク解析機能を用いて定量的に算出した。生活の質の評価指標は主観的幸福感を用い、コロナ禍前とコロナ禍での評価をそれぞれ求めた。その結果、コロナ禍では、公園・緑地の利用頻度高いほどが主観的幸福感の評価が高いことがわかった。
