講演情報

[94]温泉街における回遊性指標の構築と人流データを用いた検証

○永井 佑季1、蕭 耕偉郎2、瀬田 史彦2 (1. 株式会社電通、2. 東京大学大学院)
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キーワード:

回遊性、温泉街、人流データ、重回帰分析、都市観光

本研究では、長期滞在型から周遊型へと観光トレンドが変化しつつある温泉街において、客観的な歩きやすさの指標を構築することを目的とする。KDDI Locational Analyzerの人流データを用いて、歩行者回遊に影響を与える要因を分析し、定量化する手法を提案する。本研究では、重回帰分析を用いて歩行時間に影響する主要変数を特定し、町の規模とアクセスの2軸に基づいて温泉街をクラスター化することの有効性を評価した。その結果、観光客を中心とした施設分布や都市構造が循環に大きな影響を与えることが示唆され、観光計画や地域活性化への示唆が得られた。