講演情報
[136]働き方によるテレワーク導入の弊害・展望及び通勤実態の差異に関する研究-特別区・政令市・中核市居住者を対象として-
○大畑 友紀1 (1. 福山大学)
キーワード:
テレワーク、リモートワーク、通勤、働き方改革
本研究は、東京都区部、広島市、福山市に住む有職者を対象に、テレワークの利用実態や課題、通勤との関係を分析したものである。分析の結果、自宅以外でテレワークを行わない「外出従来型」が約8割を占め、テレワーク導入企業が半数を超える中でも実際の利用は限定的であることが明らかとなった。若年層は柔軟な働き方をしており、雇用形態や職種によって利用状況に差がある。また、交通利便性の高さとテレワーク利用に相関がみられた。テレワーク導入による弊害は業種や利用形態により異なり、導入に前向きな人はテレワーク利用者や若年層に多かった。通勤実態では、非テレワーク型は自動車通勤が多く、多様な働き方をする層では公共交通の利用が多かった。
