講演情報

[148]駅前広場における滞在者の行動変容に及ぼすCOVID-19の影響JR姫路駅北駅前広場を事例として

毛 駿亜1、○横田 隆司1 (1. 大阪大学)
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キーワード:

駅前広場、滞在行動、コロナの影響、コロナ前後の比較

本研究は、COVID-19による都市公共空間における人々の滞在行動の変化を明らかにすることを目的とし、JR姫路駅北駅前広場を対象に調査を行った。2017年と2022年の現地観察および2018年から2023年のKDDI Location Analyzerによる滞在人数のデータを用いて、滞在人数の推移、空間分布、行動特性の変化を分析し、ヒートマップによって視覚的に提示した。分析の結果、コロナ後の駅前広場では滞在が緑量と開放性の高いキャッスルガーデンへ再配置され、会話・飲食・携帯使用などの行為も低密度域へ移行し、滞在時間の短時間化が示唆されたことから、今後の設計・運営では〈緑地の強化〉〈分散配置と短時間滞在に適したアメニティ〉の整備を重視することが有効である。