消化器疾患時の食欲低下と体重減少：どう考えどう対処する？

[1-4-AM1000-01] 消化器疾患時の食欲低下と体重減少：どう考えどう対処する？Anorexia and Weight Loss in Gastrointestinal Disease: How to Approach and Manage

*大野 耕一¹ (1. 動物医療センターPeco)

消化器疾患時の食欲低下は、炎症性サイトカインによる食欲中枢への影響、消化管ホルモンや消化管運動性の異常など複数の要因で発生する。治療は給与の工夫や環境の改善から始め、効果がなければ薬物療法へ移行する。食欲刺激薬にはミルタザピンや、グレリン受容体に直接作用するカプロモレリンなど複数あるが、効果は試してみないとわからない。それでも食事が摂れない場合はメリット・デメリットを考慮した上でチューブ栄養を、食欲があっても痩せる場合は消化吸収不良を考慮し、体系的な管理を行う。

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