第8回環境DNA学会山口大会

企画集会


2025年12月11日(木) 9時45分 〜 11時45分 メインホール
企画集会1:
環境DNA学会研究交流会: ライトニングトーク&研究交流


企画者:坂田 雅之(北海道大学・農学研究院)

 「もっと色々な人に自分の研究を知ってほしい」「発表はしないけど研究の話がしたい」「研究のアイデアを色々な人と議論したい」皆さんは、学会に参加してこう思ったことはないだろうか。本集会では、参加者のライトニングトークによる研究紹介(特に若手研究者を歓迎)および分野の近しい少人数に分かれてのディスカッションによる研究交流・議論を目的とする。ライトニングトークについてはポスター発表の宣伝はもちろん、発表をしない方の研究紹介(経過報告・速報大歓迎)、研究アイデア・興味の紹介など内容は全て発表者の自由である(人数にもよるが1~2分)。(*営利目的の宣伝は除く)その後、登録時のアンケートをもとに近しい分野の発表者・参加者の交流を行う。たくさんの発表者の登録を期待する。

また、参加者・聴衆の全員による投票を行い、最も面白かった発表(成果によらない)には副賞を用意しております。

質問等は企画者の坂田まで(sakata[at]agr.hokudai.ac.jp)

 


参加者登録 締め切り:11月30日(日) 23:59まで

 


2025年12月12日(金) 9時30分 〜 11時30分 メインホール
企画集会2:
環境DNA解析におけるメタデータの標準化に向けた現状と課題


企画者:環境DNA学会 標準化委員会

 環境DNA解析は、調査実施者の技術や経験に依存せず、生物群集の比較・統合を可能にする革新的な手法として、急速に国際的な広がりを見せている。こうした潮流の中で、環境DNAデータの相互利用を促進するための枠組み構築が求められており、国際的な連携の重要性が高まっている。しかしながら、環境DNAデータは多様な目的に基づいて収集されており、そのメタデータの記録方法や内容については、国際的にも国内的にも合意形成の途上にある。データの再利用性と信頼性を担保するためには、収集背景や解析条件などの付随情報(メタデータ)の標準化が不可欠である。本企画集会では、国内外におけるメタデータ整備の最新動向を共有するとともに、研究者および実務者の視点を交えながら、環境DNAデータの相互運用性を高めるための課題と展望について議論を深めることを目的とする。

◎講演内容(予定)

司会
村岡 敬子(国研 土木研究所)

第一部 環境DNA メタデータ化に向けた国内外の情勢

  • 趣旨説明
    源 利文(神戸大学)
  • Making eDNA FAIR (Findable, Accessible, Interoperable, Reusable)
    Miwa Takahashi(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization (CSIRO), Australia)
  • ANEMONEシステム標準化への挑戦 ― 信頼性と国際連携を実現する環境DNA観測基盤 ―
    近藤 倫生(東北大学)
  • メタデータ標準化に向けた国際的コンセンサスは可能か?
    山中 裕樹(龍谷大学)
  • 調査現場から見た環境DNAモニタリングの未来:地域生態系の「その先」へ
    荒木 仁志(北海道大学)

 

第2部 総合討論

  • 座長
    源 利文(神戸大学)
  • コメンテーター 
    Dr. Miwa Takahashi(CSIRO, Australia)
    近藤 倫生(東北大学)
    山中 裕樹(龍谷大学)
    荒木 仁志(北海道大学)
    今藤 夏子(国立環境研・生物)
    細川 真也(国立研究開発法人 港湾空港技術研究所)
    中村 匡聡(いであ 株式会社)