講演情報
[19p-A311-8]熱延伸プロセスによるファイバー内三次元螺旋流路の実現
〇(B)加藤 駿典1、ダニエル カールソン3、シェン エイミー3、郭 媛元2 (1.東北大工、2.東北大学際研、3.沖縄科学技術大)
キーワード:
微小流体力学,熱延伸ファイバー,ディーン流れ
マイクロ流体工学はマイクロスケールの流体を操作し応用する技術であり、生命科学や化学、材料工学などの分野で広く利用されています。従来のマイクロ流体デバイスの多くは平面基板上にリソグラフィによって構築されており、流路形状を細かく制御できる反面、材料の選択制限や製造工程の複雑さ、平面構造に限定されるといった課題があります。本研究では、光通信ファイバーの製造技術である熱延伸プロセスを改良して、これらの課題を解決しつつ、新たな手法として三次元螺旋型微小流路を持つポリマーファイバーを開発することに取り組みました。