講演情報
[19p-A601-4]伝搬法を用いたマイクロ位相X線CTシステムの開発
〇米山 明男1、長里 千香子3、亀沢 知夏2、馬場 理香4、平野 馨一2 (1.SAGA LS、2.高エネ研放射光、3.北大北方セ、4.日立)
キーワード:
マイクロ位相X線CT
高エネルギー加速研究機構放射光施設(KEK PF)のBL-14Bに、伝搬法を用いたマイクロ位相X線CTシステムを構築した。エネルギーは9~20 keV、観察視野は2.6 mm角、画素サイズは1.3 mmである。アガロース包埋した真昆布を吸収及び位相CTにより計測した結果、吸収像では辛うじて昆布の存在を確認できる程度であるが、位相像では昆布内部の構造まで高精細に可視化できた。