講演情報

[19p-P01-57]小直径遷移金属ダイカルコゲナイドナノチューブの合成と光学特性

〇蓬田 陽平1、Md. A. Rahman1、伊原 茜1、西留 西留比呂幸1、大元 幹人1、上治 寛1、Y. Gao2、岡田 晋2、宮田 耕充1、柳 和宏1 (1.都立大理、2.筑波大)

キーワード:

ナノチューブ,遷移金属ダイカルコゲナイド,光学特性

遷移金属ダイカルコゲナイドナノチューブ(TMDNT)は、2次元層状物質TMDを筒状に巻いた構造を取り、チューブ構造に由来する非相反伝導やバルク光起電力効果が注目されている。TMDNTの直径は、TMDシートにかかる歪みに相関し、異方的な歪みによるバンド制御・対称性制御の重要なパラメータとなり得る。しかし、従来の合成試料の直径は100 nm以上と大きく、NTの特徴をより顕著に示すと期待される小直径試料を得るためには、新規合成法の開発が求められる。本研究では、我々がこれまで開発してきたTMDNTの合成技術をさらに進化させ、直径10 nm程度の小直径TMDNTを得る新規合成法の開発および小直径TMDNTの光学特性の解明を行う。