講演情報
[19p-P01-64]ホウ化水素シートへのアンモニア吸着特性の評価
〇(M1)福田 弘清1、伊藤 伸一2、引地 美亜2、松田 巌3、近藤 剛弘2,4 (1.筑波大院、2.筑波大・TREMS、3.東大・ISSP、4.東北大・AIMR)
キーワード:
アンモニア吸着,ボロファン,ホウ化水素
ホウ化水素(HB)シートは、負に帯電したホウ素原子と正に帯電した水素原子によって1:1の原子数比で構成されている二次元物質である。本研究ではHBシートの水素が正に帯電していることに着目し、アンモニア分子の吸着や脱離が起きるかどうかを明らかにすることを目的とした。
HBシートをアンモニア水の蒸気に特定の時間曝した後に減圧しながら加熱乾燥させた試料を調べた結果、蒸気に曝す時間が増加すると乾燥後の試料の質量が増加し、最大で約180%となった。また、赤外分光法で2500 cm-1にみられる末端B-Hの伸縮振動に起因するピークの低波数側へのシフトや、昇温脱離分析で380~800Kでのアンモニア放出も確認された。HBシートへのアンモニア吸着の詳細について報告する。
HBシートをアンモニア水の蒸気に特定の時間曝した後に減圧しながら加熱乾燥させた試料を調べた結果、蒸気に曝す時間が増加すると乾燥後の試料の質量が増加し、最大で約180%となった。また、赤外分光法で2500 cm-1にみられる末端B-Hの伸縮振動に起因するピークの低波数側へのシフトや、昇温脱離分析で380~800Kでのアンモニア放出も確認された。HBシートへのアンモニア吸着の詳細について報告する。