講演情報
[19p-P03-10]両イオン性フォトクロミック分子を用いたCsPbI3ナノ結晶のON/OFF発光スイッチング
〇末成 裕貴1、明石 優志1、Ashkan Mokhtar1、猪股 雄介2、小澄 大輔3、深港 豪2、木田 徹也2 (1.熊大院自然、2.熊大院先端、3.熊大産業ナノ)
キーワード:
ペロブスカイト量⼦ドット,フォトクロミック分子,有機無機ハイブリッド
CsPbX3 (X = Cl, Br, and I)ペロブスカイトナノ結晶は、その優れた光学特性から、新規発光材料として注目を集めている。我々は最近、緑色発光CsPbBr3ナノ結晶表面にカルボキシル基を有するジアリールエテン分子を吸着させることで、ナノ結晶の発光を光可逆的に切り替えられることを発見した。本研究では、赤色発光CsPbI3ナノ結晶をより吸着力の高い両イオン性ジアリールエテン分子と組み合わせることで、安定で効率的な発光スイッチングを目指した。