講演情報
[20a-A306-5]湾曲したグラフェンカンチレバーの磁場印加により誘起される電流分布
〇(M2)前渕 一徳1、盛谷 浩右1、乾 徳夫1 (1.兵県大工)
キーワード:
グラフェン,反磁性,軌道電流
グラフェンが有する反磁性の起源は軌道電流であるため,磁場中におけるグラフェンカンチレバーの挙動を理解するには,電流分布に関する知見が不可欠である.そこで,タイトバインディングモデルを用いて解析されたグラフェンの湾曲による電流分布の変化について発表する.また,分子動力学法シミュレーションで得られた折り畳み状態から平坦な状態への遷移過程において生じる軌道電流の時間変化についても述べる.