講演情報

[20a-A310-8]8 MeV Heイオンビームを用いた透過ERDAによる水素同位体比の測定

〇笹 公和1,2、工藤 博1、楢本 洋1、左高 正雄1、石井 聡1、冨田 成夫2 (1.筑波大加速器、2.筑波大数物)

キーワード:

透過型弾性反跳検出分析,水素分析,水素同位体比

8 MeVのHeイオンビームを用いた透過型の弾性反跳検出分析(T-ERDA)により,水素含有フィルムの水素(H)と重水素(D)の含有比率を測定した。Mylarの場合,決定されたD/H比と対応するD密度(atoms/cm3)は,それぞれ(1.65 ± 0.08) × 10-4と(5.75 ± 0.28) × 1018となった。本研究は、T-ERDAが物質中のD/H比の非破壊測定に広く適用できることを示すものである。