講演情報

[20a-B204-9]固体増感剤による太陽光励起ファイバーレーザーの出力向上

〇(M2C)山本 幸平1、中谷 好一郎2、富澤 亮太2、増田 泰造2,3、Dottermusch Stephan4、Howard Ian A.4、Richards Bryce S.4、遠藤 雅守1 (1.東海大理、2.トヨタ自動車、3.電通大量セ、4.カールスルーエ工大)

キーワード:

太陽光励起レーザー,LSC,非集光

集光を必要としない太陽光励起レーザー実現を目的に,Nd3+アクティブファイバーとLSC (蛍光型太陽光集光装置)を組み合わせた方式を提案した.従来は増感剤に液体の色素を用いていたが,これを固体色素に変え,空気境界での全反射と多層膜ミラーの二重の蛍光の閉じ込めによって閉じ込め効率向上を図った.自然太陽光でレーザーを発振させ,最大出力15mW,光-光変換効率0.023%,捕集効率0.21W/m2を得た.これは従来の記録の12倍である.