講演情報
[20a-D902-5]強誘電性ネマティック液晶の界面分極分布に及ぼすラビング処理効果
〇上藤 大和1、仲嶋 一真1、塚本 脩仁1、尾﨑 雅則1、菊池 裕嗣2 (1.阪大院工、2.九大先導研)
キーワード:
液晶,強誘電性
強誘電性液晶材料における分子配向特性及びその詳細な分極分布は,複雑かつ未解明な要素が数多く存在している.本研究では,上下のラビング方向の対称性が異なるセルでの強誘電性ネマティック液晶の分極分布を調査した.面内電界応答より,ラビング処理により界面での分極方向が一意に定まることを見出し,アンチパラレルセルにおけるセル厚方向への共在する二つのねじれ構造ドメインが制御可能であることを見出した.