講演情報

[20a-P03-12]超伝導体における時間反転対称性の決定に向けたSQUID測定系の構築

〇(D)勅使河原 充洋1、大野 誠1、山森 弘毅2、馬渡 康徳2、矢野 力三1、柏谷 聡1 (1.名大工、2.産総研)

キーワード:

超伝導量子干渉計(SQUID),非従来型超伝導,時間反転対称性

本研究では非従来型超伝導の時間反転対称性(TRS)を決定するため、TRSの破れで生じる自発磁場の検出を目指す。自発磁場は微弱かつエッジに局所分布するため、検出に向けてSQUID局所磁気測定系の構築を目指す。我々はSQUID素子を局所磁場の検出や素子内外からのノイズを考慮した設計にて作製し、素子の動作確認を行った。本発表ではSQUIDの設計概要の説明および測定結果から素子特性を評価し、本測定系にて自発磁場を検出できるか議論する。