講演情報

[20p-A305-10]空間分解能125 nmの中赤外顕微鏡

〇戸田 圭一郎1、玉光 未侑1、バダルラ ベンカタ ラマイア1、島田 紘行1、小西 邦昭1、井手口 拓郎1 (1.東大理)

キーワード:

顕微鏡,中赤外,定量位相顕微鏡

中赤外フォトサーマル顕微鏡は検出に可視光を用いることで、従来の中赤外顕微鏡の欠点である空間分解能を可視光の波長程度まで向上させたが、熱拡散による分解能の劣化が原因で、その性能は十分に最適化されていなかった。そこで我々は、可視光検出系の構成や照明光のパルス幅を最適化したフォトサーマル顕微鏡を用いて、遠方場中赤外顕微鏡では最高に並ぶ125 nmの空間分解能で既存手法と比べ約60倍高速な画像取得に成功した。