講演情報
[20p-A307-6]酸化亜鉛欠陥に起因した消光の低減による逆構造緑色ペロブスカイト量子ドットEL素子の高効率化
〇大久 哲1、本村 玄一1、及川 凌輔2、溝口 翔希3、千葉 貴之2,3、藤崎 好英1 (1.NHK技研、2.山形大院有機、3.山形大工)
キーワード:
ペロブスカイト,発光ダイオード,量子ドット
逆構造緑色ペロブスカイト量子ドットEL素子を作製した。(1)酸化亜鉛表面へのプラズマ照射、(2)酸化亜鉛層とペロブスカイト量子ドット層間への有機物層挿入により、酸化亜鉛欠陥起因の消光影響が低減され高効率化した。CsPbBr3量子ドットを使用した場合、処理なしでは最大外部量子効率が0.01%であったのに対し、両方併用したときは0.7%と大幅に効率が向上した。量子ドットに混合カチオン系を使用した場合、2.5%の効率を得た。