講演情報
[20p-A501-9]転写モールド法によるプラズモニック結晶ホトカソードの作製
〇岸本 透弥1、根尾 陽一郎1,2、文 宗鉉1,2 (1.静岡大工、2.静岡大電研)
キーワード:
ホトカソード,表面プラズモン共鳴,量子効率
量子効率向上のためATR結合を用いた表面プラズモン共鳴ホトカソードの開発が取り組まれた。その結果、9 倍の光電流の増加を確認したが、予想を大きく下回る結果であった。これは、プラズモン振動と電子の放射方向が90度異なり、散乱過程を経て真空放射に至る為だと考えられる。本研究では、ホトカソードにプラズモニック結晶を利用し、電子の放射方向とプラズモンの振動方向が一致する構造を持たせ、高効率化が期待できると考えた。