講演情報
[20p-B203-10]空気中金属表面を利用した電場誘起第二高調波発生に基づく広帯域テラヘルツパルスのギャップレス検出
〇田中 駿介1、室谷 悠太1、佐藤 駿丞2,3、藤本 知宏1、松田 拓也1、神田 夏輝1、松永 隆佑1、吉信 淳1 (1.東大物性研、2.筑波大学、3.マックスプランク研究所)
キーワード:
広帯域THzパルスのギャップレス検出
我々は、空気分子から発生する“THz電場誘起の第二高調波(TFISH)光”と金属表面からの第二高調波発生(SHG)光を干渉させヘテロダイン検出することによりTHzパルスの時間領域電場波形を測定し、広帯域の周波数スペクトルを得るair-metal coherent detection (AMCD)法を新たに開発した。従来のair-biased coherent detection (ABCD)法や電気光学(EO)サンプリング法と比較すると、金属鏡面を準備するだけで広帯域THzパルスの電場波形と周波数スペクトルをギャプレスで簡便に測定できる。