講演情報
[20p-C501-5]高次電子スピンへの高次光子空間構造のコヒーレント転写
〇明井 翔太1、佐藤 壮太1、松元 俊基1、石原 淳2、揖場 聡3、宮本 克彦1、尾松 孝茂1、森田 健1 (1.千葉大院理工、2.東北大院工、3.産総研新原理コンピューティング研究センター)
キーワード:
電子スピン,量子メディア変換,V型三準位系
光子と電子スピンは共にスピン角運動量(SAM)をもち、量子ビットとしての応用が期待される。光子には軌道角運動量(OAM)を起源とする方位角に依存した偏光を持つ高次光子が存在するため、我々はOAMを有する高次電子スピン状態について提案してきた。本研究では、V型3準位系を有する半導体量子井戸を用いることで、高次光子による高次電子スピン励起を行い、高次光子の位相が高次電子スピンへ転写できていることを確認した。