講演情報
[20p-P07-49]分極反転SiAlN/AlN多層膜を用いた5GHz動作高次モードSMR型共振子
〇鈴木 雅視1、関本 淳1、福永 慶1、垣尾 省司1 (1.山梨大)
キーワード:
AlN膜,分極反転,薄膜共振子
SMR型共振子は機械的強度,耐電力性に優れるが,FBAR型よりkeff2,Q値が小さくなる。分極反転多層膜を用いた高次モード薄膜共振子では圧電層の音響インピーダンスが疑似的に増加するため,SMRでのkeff2,Q値の改善が期待できる。本研究では分極反転SiAlN/AlN多層膜を用いた高次モードSMR型共振子の形成,評価を行った。2層および4層分極反転SiAlN/AlN膜SMRは5GHz付近でそれぞれ2次モード,4次モードで共振し,分極反転層数が増えるにつれてQ値が大きくなった。