講演情報

[20p-P08-18]重合性官能基を持つナフタレンジイミド誘導体の膜物性

〇(M2C)倉富 駿1、臼井 博明1、帯刀 陽子1、臼井 聡2 (1.東京農工大、2.新潟大)

キーワード:

真空蒸着,有機半導体,薄膜物性

ナフタレンイミドのジベンジルアミン誘導体及びその一端あるいは両端にビニル基を付与した誘導体を合成し、真空蒸着膜を作製した。末端の重合性官能基を増やすことにより、蒸着膜の表面平坦性が改善され、凝集による経時変化が抑制された。一方、重合性官能基をを増やすと膜の導電性が大きく低下した。これは重合に伴い膜が非晶質化するためだと考えられる。以上の結果から、分子の重合性が膜物性に大きく影響することがわかる。