講演情報

[20p-P09-3]Si/Si3N4チップのアパーチャに形成した自立型脂質二分子膜の定電流経時測定

〇(M2)嶋田 佳宏1、平松 大樹1、守屋 雅隆1、島田 宏1、但木 大介2、平野 愛弓2、水柿 義直1 (1.電通大、2.東北大)

キーワード:

単分子膜貼り合わせ法,エレクトロポレーション,DPhPC

Si/Si3N4チップのアパーチャに自立型脂質二分子膜(BLM)を作製し、定電流経時測定を行った。膜形成から約3時間後の測定では電圧は飽和したが、翌日の測定では電圧の急減を観測した。この急減はエレクトロポレーション(EP)が起きたことを示唆しており、形成したBLMの経時的変化の影響だと考えている。また先行研究と比べて、EPが起きる電流密度が大きく、それに至るまでの時間が長いが、形成されたBLMの膜抵抗が高いためだと考えている。