講演情報
[21a-A306-5]グラフェン/SiC (0001)におけるFeインターカレーションとその界面構造
〇(D)榊原 涼太郎1、寺澤 知潮2,3、乗松 航4 (1.名大院工、2.原子力機構、3.東大生研、4.早大理工)
キーワード:
グラフェン,インターカレーション,透過型電子顕微鏡
SiC(0001)基板の表面分解により、バッファー層(BL)と呼ばれる表面再構成炭素原子層が形成する。このBLは、他元素のインターカレーションによってグラフェン化できる。その結果、他元素はグラフェン/SiC界面で二次元的に配列する。本研究では、強磁性金属元素Feのインターカレーションを行い、TEMにより界面構造の直接観察を行った。結果、グラフェン/SiC界面で2~4層のFe原子層が観察された。このFe原子層はSiCと類似した積層構造であった。