講演情報

[21a-A307-10]半導体表面吸着水の膜厚制御による水分解光触媒反応の高活性化

〇(DC)林 仲秋1,2、斎藤 晃1、佐藤 宏祐1、杉本 敏樹1,2 (1.分子研、2.総研大)

キーワード:

水分解,光触媒,水素結合ネットワーク

光触媒を用いた水分解反応によって水から持続可能に水素を生成できるが、表面反応メカニズムの詳細は明らかでない。本研究では、水蒸気雰囲気下で半導体光触媒の表面吸着水の膜厚を変化させながら、反応活性評価と赤外分光計測を用いて測定した。その結果、水素発生反応に最適な吸着水の膜厚が存在することを見出した。赤外分光の結果により、界面の水素結合ネットワーク環境によって反応活性が大きく変化することが分かった。