講演情報

[21a-P03-12]UHVスパッタエピタキシー法による六方晶ZnSnN2層の成長

〇長澤 俊輝1、吉田 圭祐1、篠田 宏之1、六倉 信喜1 (1.東京電機大学工)

キーワード:

窒化亜鉛スズ,スパッタリング法,六方晶

近年,GaNやInNのⅢ族窒化物半導体の代替材料としてII-IV-V2族半導体が注目されている.その中でZnSnN2は,希少金属のGaやInに比べてZnやSnが豊富に存在するため安価に合成することができる.そのため,太陽電池等に用いられる新たな材料として期待されている.我々はこれまで,超高真空(UHV)高周波マグネトロンスパッタリング装置を用いて,c面サファイア基板上へZnSnN2層の成長を行い,その結晶構造等について報告した.基板温度が700℃において,最も結晶性に優れた六方晶ZnSnN2層が成長することが解った.今回は,ZnSnN2との格子不整合率が小さいZnOテンプレート上へZnSnN2層を成長し,その結晶性等について検討を行った.