講演情報

[21a-P05-1]原子間力顕微鏡による氷I表面構造解析

〇岩田 孝太1、川上 直也1、塩足 亮隼1、杉本 宜昭1 (1.東大新領域)

キーワード:

原子間力顕微鏡,氷I

氷表面は自然界の様々な現象において重要な役割を果たす。しかし、その原子スケールでの局所的な構造は未だ不明な点が多い。本研究では、原子間力顕微鏡を用いて氷I表面の原子スケール構造観察を行った。その結果、氷の表面では水分子中の水素原子が局所的に2x2の周期性を作ること、理想表面から大きく歪んだ構造であること、この構造が膜厚やバルク中の構造、基板に依存しない氷I表面固有の構造であることが分かった。