講演情報
[21p-B201-9]シリコン空孔量子センサによる同時共鳴法を用いた磁場・温度同時計測の時分割による高速化
〇田中 友晃1、山崎 雄一1、久本 大2、大島 武1 (1.量研、2.日立研開)
キーワード:
炭化ケイ素,シリコン空孔,光検出磁気共鳴
同時共鳴法を用いた磁場・温度ODMR同時計測では、温度に対応するディップ以外に磁場測定との基底準位の競合によるディップが観察され、それらを区別するため必要以上の測定範囲を取ることが高速化を阻害していた。この点を解決すべく、磁場・温度計測に用いるRF出力を時分割することにより競合由来のディップを消失させる手法を開発した。本発表ではこの手法を用いた同時計測の結果について述べる。