講演情報
[21p-B204-14]光TESアレイのマイクロ波SQUIDを用いた高速多重読出の実証実験
〇早川 亮大1,2、福田 大治1,3、服部 香里1,2,3、平山 文紀1、菊地 貴大1、神代 暁1、佐藤 昭1、山森 弘毅1 (1.産総研、2.高エネ研QUP、3.東大オペランド計測OIL)
キーワード:
超伝導転移端センサ,マイクロ波SQUID多重化読み出し
光TESは、可視から近赤外の波長領域に最適化されたTES検出器で、近年、量子情報やバイオイメージング、軽いダークマター探索まで、様々なアプリケーションへの応用が始まっている。我々は、光TESを多画素アレイ化することで、広い検出面積を確保し、さらにこれらからの信号を、マイクロ波SQUID多重化周波数分割方式(MW-Mux) を用いて高速かつ多重化して読み出すシステムの開発を行なっている。これまで、評価チップを用いて、読み出し回路内のクロストークの評価などを行ない、報告してきた。今回、共振周波数間隔=80MHz, 共振周波数の変化量=20MHz, 共振器帯域幅=20MHz として、新たに40画素の光TES読み出し用高速MW-Muxチップの試作を行った。試作を行なった40画素高速Mw-Muxチップの評価結果を報告する。