講演情報
[21p-B204-8]超伝導細線クライオトロンのパルス電流応答に関するGinzburg-Landauシミュレーション
〇(M2)安川 直輝1、西尾 太一郎1、馬渡 康徳2 (1.東理大、2.産総研)
キーワード:
超伝導,シミュレーション,ハイブリッドシステム
超伝導単一磁束量子(SFQ)回路と半導体CMOS回路を組合わせた超高性能ハイブリッド・システムの実現のために必要なインターフェースとして、超伝導三端子素子nTronが有望視されているが、その三端子動作特性の理解は不十分である。本研究では、時間依存Ginzburg-Landau方程式と熱拡散方程式を数値的に解くシミュレーションにより、動作特性の解明を行った。具体的にはnTronのゲートにパルス電流を入力した後にチャネルが常伝導転移して電圧が発生する機構を明らかにした。