講演情報

[21p-C601-18]Phase Purity and Performance of Silver Bismuth Iodide Solar Cells and Impact of [Bi, I] Intermediate Complexes

〇宮坂 力1、Guerrero Natalia Belen Correa2、Jena Ajay Kumar3 (1.桐蔭横浜大医用工、2.ナノサイエンス研(アルゼンチン)、3.東大総合文化)

キーワード:

ペロブスカイト,ビスマス,銀

AaBbXx=a+3b (A=Ag; B=Bi; X=I) の構造からなるペロブスカイト類似のハロゲン化銀ビスマス (SBH) 結晶は、可視光吸収半導体として1.8~1.9 eV の望ましいバンドギャップ、強い光吸収特性、そして鉛フリーとしての環境に優しい特性からデバイスへの応用が期待される。しかし一方で結晶には複数の結晶相が形成され、純度制御が難しいことが材料作りの課題である。講演では分析に基づいて、結晶生成中間体として形成するヨードビスマス酸塩錯体 [BiI3+x]-x の違いが結晶の組成に与える影響を示し、原料のAgI : BiI3 比とSBH混合相の組成との相関関係について報告するとともに、SBH太陽電池のデバイス性能についても紹介する。