講演情報
[21p-D901-13]シミュレーテッド分岐マシンを用いたRNA二次構造予測
〇畑 宏明1、津田 健吾1、鈴木 賢2、松原 佑記1 (1.三井情報、2.東芝デジタルソリューションズ)
キーワード:
量子アニーリング,イジングマシン,RNA二次構造
近年、量子アニーリングマシンを利用してRNAの二次構造を予測する手法が提案された。先行研究ではBQMの形で二次構造予測問題を定式化し、D-Waveを用いて解を得たが、扱ったRNAは31塩基程度の長さであった。我々は、シミュレーテッド分岐マシンを利用して同様の定式化モデルを解くことで、134塩基長のRNAの二次構造を約3秒で計算できることを示した。さらに定式化モデルを改良し、予測精度は従来法と同程度のまま、約一桁の高速化を達成した。