講演情報

[21p-P12-3]位相敏感CARS分光法を用いた振動ラマンスペクトルの指紋領域一括測定

〇(M1)北村 龍星1,2、中山 隆弥1、鈴木 隆行1 (1.明治大理工、2.横国大理工)

キーワード:

超高速分光,振動ラマンスペクトル,生体イメージング

単一コヒーレント光源を用いた広帯域振動ラマン分光を実現するため、狭波数成分のみに位相変調をかけて高波数帯域と高波数分解能を同時実現する位相敏感CARS分光法を開発している。光源帯域の拡張によって観測波数帯域を拡張できるが、これにともった高度なスペクトル位相の調整が必要となる。本講演では光学素子を全面的に見直し、指紋領域のスペクトル一括測定が可能となったことを紹介する。