講演情報

[21p-P18-3]非線形干渉計による同時発生量子もつれ光の検出

〇(M2)廣田 晴哉1、北條 真之1、田中 耕一郎1 (1.京大院理)

キーワード:

量子もつれ光子対,非線形干渉,赤外

自発的パラメトリック下方変換光子対発生過程間の量子干渉を利用する赤外量子吸収分光法は、赤外域における検出感度限界の技術的制約を解決する方法として着目されている。周期分極MgO添加LiTaO3 (PPSLT) 結晶は2組の可視-中赤外の量子相関光子対を同時に発生させることができる。本研究ではPPSLTから実際に同時発生した2種類の中赤外スペクトルを赤外量子吸収分光法により観測した。講演では中赤外スペクトルの広帯域化についても議論する。