講演情報

[22a-A304-8]イオン液体アシスト法を用いたLi(BH4)1-xIx薄膜合成

〇(M2)戸澤 拓海1、河村 優奈1、原田 尚之2、大口 裕之1 (1.芝浦工大理工、2.物材研)

キーワード:

イオン液体,赤外レーザー蒸着法

LiBH4の[BH4]錯イオンをヨウ素Iで25%置換したLi(BH4)0.75I0.25は、室温で10-4 Scm-1の高速Liイオン伝導を示す。この材料の薄膜型電池への応用を目指して、赤外レーザー蒸着法による薄膜化に挑戦し、成功してきた。しかし、得られた薄膜中のI濃度は最大でも8%であった。そこで、本研究ではイオン液体(IL)アシスト成膜法を用いて、基板に塗布したILにLiBH4とLiIを目的組成比で溶解・飽和させておき、そこに原料ガスを供給して結晶成長を引き起こすことで、目的組成をもったLi(BH4)1-xIx膜の合成を目指した。