講演情報
[22a-A309-5]銀/金フラクタル樹状結晶の作製と可視光学応答の比較
〇(M1)本田 一志1、武安 伸幸1 (1.岡山大学)
キーワード:
プラズモニクス,フラクタル
溶液中で銀イオンを急激に還元すると、銀樹状結晶が成長する。得られた結晶は、全体の形状が様々なスケールに縮小された自己相似形を多数含む、フラクタル構造である。銀樹状結晶は局在プラズモン共鳴による電場増強効果を利用した表面増強ラマン散乱測定などに利用できる [1-3]。一方、金は、化学的安定性が高く、生体親和性に優れるため、生体計測に利用できる。本研究では、銀イオンを還元して作製した銀樹状構造を、テトラクロロ金酸イオンを用いて銀から金へ置換することにより、金樹状結晶の作製を目的とした。