講演情報
[22a-A311-4]多軸分子性強誘電体における強弾性ドメインの発展と分極反転の高速化
〇(M2)宮本 樹1、松岡 悟志1、井上 悟1、原田 潤2、長谷川 達生1 (1.東大院工、2.北大院理)
キーワード:
薄膜,ドメイン構造,反転電流
分子変位と配向秩序の協働による相転移を示す柔粘性/強誘電性結晶は、溶液プロセス性や持続可能性に加え、分子性強誘電体に稀な三次元的な自発分極を持つことから、学術・応用の両面で興味深い。しかしその分極特性の機構や応用可能性は解明が進んでいない。本研究では、薄膜の面内電場に対するドメイン応答観察と電気的測定を関連づけることにより、強弾性ドメインの特異な挙動がいかに分極反転特性を決定づけるのかを調べた。