講演情報

[22a-C601-6]トリプルカチオンペロブスカイトのバーコート製膜と太陽電池特性

〇(M1)三宅 紹心1、藤井 彰彦1,2、尾﨑 雅則1 (1.阪大院工、2.大阪工大)

キーワード:

トリプルカチオンペロブスカイト,バーコート法

高い光電変換効率と優れた安定性を示すCs0.05(MA0.17FA0.83)0.95Pb(I0.83Br0.17)3を,大面積製造に応用可能なバーコート法を用いて製膜した.製膜時の基板温度の上昇に伴って薄膜の被覆率が改善し,コーティングバーの掃引速度が4.0 mm/sの時に最も薄く,平滑な薄膜を得られることが分かった.製膜後の加熱処理によりPbI2が生じたが,加熱処理を省くことでPbI2の生成を防止できた.最適な条件で作製した太陽電池とMAPbI3の場合の特性を比較し検討を行った.