講演情報
[22a-P02-9]単一分子計測によるテトラチオモリブデン酸アンモニウムの伝導度測定
〇(M2)濱田 悠冴1、小本 祐貴1、谷口 正輝1 (1.阪大産研)
キーワード:
単分子計測,MCBJ
金属タンパク質の活性中心を模したモデル分子でも目的のタンパク質と同等の性質を示さないことが多い。低い活性の原因は活性中心の構造の歪みと考えられ、構造を制御した状態での金属錯体の電子状態計測手法が望まれる。そこで、MCBJ法による金属錯体単分子伝導状態の解明を目的とし、テトラチオモリブデン酸アンモニウム溶液の伝導度測定を行った。測定の結果、分子由来の伝導度として7×10-2 G0と2×10-1 G0が得られた。