講演情報
[22a-P03-5]FeCl3をドープした高分子半導体におけるジナフトチエノチオフェン添加によるドーピング効率向上
〇(DC)津村 潤之介1、藤田 克彦1,2 (1.九大総理工、2.九大先導研)
キーワード:
有機半導体,無機ドーパント,湿式プロセス
ESDUS法とは、ppmオーダーの超希薄高分子溶液を使用して超薄膜を成膜する独自の成膜手法である。この手法により、痕跡量の難溶性無機塩を溶解させた超希薄高分子溶液での湿式ドーピングに成功した一方で、ドーパントの凝集によるドーピング効率の低下は避けられなかった。そこで今回、n型ドーピングで発見された”添加剤効果”をp型ドーピングへ応用し、詳細な発現条件や凝集抑制以外の効果を調査したので報告する。