講演情報
[22p-A306-6]酸化グラフェンを導入したカーボンナノチューブ糸の機械特性評価
〇岩原 瑞季1、浦田 勝宏1、木下 和成1、林 晧鷺1、鈴木 弘朗1、西川 亘1、林 靖彦1 (1.岡大院自然)
キーワード:
カーボンナノチューブ,CNT紡績糸
CNT紡績糸の機械強度は実用化が進んでいる炭素繊維に及んでいない.CNT紡績糸の高強度化の手法として,CNTバンドル間を酸化グラフェン(GO)で架橋する手法を試みた.本研究では,CNT紡績糸を微細化したGO溶液に浸漬させ,3000 Kで熱処理した.これによって,紡績糸の破断メカニズムである滑り抜けを抑制し,最大引張破断応力6.11 GPaを達成した.