講演情報
[22p-A306-8]光塩基発生剤による単層カーボンナノチューブの光誘起型電子ドーピング
〇田中 直樹1,2、山本 芽衣1、藤ヶ谷 剛彦1,2,3 (1.九大院工、2.九大WPI-I2CNER、3.九大CMS)
キーワード:
単層カーボンナノチューブ,電子ドーピング,熱電発電
単層カーボンナノチューブ(SWCNT)は、高い電気伝導性と機械的特性を有することから、有力な熱電発電材料として期待されている。最近、1枚のSWCNT膜にp型領域とn型領域を形成したジョイントフリーの熱電発電素子が、接触抵抗を抑えた素子構造として注目されている。本研究では、光塩基発生剤を用いてSWCNTの光誘起型電子ドーピングによるSWCNT膜の精密なpnパターニングに成功し、これを用いた熱電発電素子を作製したので報告する。