講演情報

[22p-A307-15]原子間力顕微鏡を用いた動物細胞のひずみ計測とその理論解析

〇(M2)名村 怜於1、山﨑 勇輝1、岡野 和宣1、丹賀 直美1、細川 陽一郎1 (1.奈良先端大物質)

キーワード:

原子間力顕微鏡,培養動物細胞,ひずみ計測

我々は原子間力顕微鏡 (AFM) のひずみ計測により、細胞の剛性を解析する方法を検討しており、動物細胞の細胞膜弾性と細胞内粘弾性(細胞内圧)の解明を目指した。弾性力はヘルツの接触理論 (HCT) により解析されるが、押し込みのひずみ測定では、探針の接触部のみでなく、細胞全体が変形するため、HCTが適用できない可能性がある。本研究では、探針の押し込みによる変形も加味した弾性シェル理論による解析を試みた。