講演情報

[22p-A307-7]遅延時間変調を用いたポンププローブAFMによる光励起ダイナミクス評価法の開発

〇(M2)若林 凜1、茂木 裕幸1、嵐田 雄介1、吉田 昭二1、武内 修1、重川 秀実1 (1.筑波大数理)

キーワード:

原子間力顕微鏡,ポンププローブ分光法,ダイナミクス

導電性・絶縁性の試料を対象にナノスケールの電気特性や機械特性等を測定可能なAFMと超高速現象を測定可能な光ポンププローブ法を組み合わせた、遅延時間変調による時間分解FMAFMを開発した。遅延時間変調により先行研究で課題であった探針熱膨張の影響を最小化できる。本手法を用いてGaAs(110)の劈開面を対象に時間分解測定を行い、指数関数フィッティングから60 ns程度の寿命を得ることに成功した。