講演情報
[22p-A601-3]生体応用に向けた爆轟法ナノダイヤモンドNV中心の高効率検出の実現
〇張木 音々1、蘇 梓傑1,2、根本 雅也1、藤原 正規1、大木 出1,2、森岡 直也1,3、劉 明4、鶴井 明彦4、吉川 太朗4、牧野 有都4、西川 正浩4、水落 憲和1,3 (1.京大化研、2.量研機構、3.京大スピンセンター、4.(株)ダイセル)
キーワード:
爆轟法ナノダイヤモンド,NV中心,光検出磁気共鳴
窒素-空孔(NV)中心を含むナノダイヤモンド(ND)は, 高い生体適合性を持つ量子センサとして注目されている. 特に細胞内のセンシングには小粒径NDが望ましいため, 我々は粒径10 nm未満のNDが合成できる爆轟法を基礎に, 高濃度NVの実現を目指した. 本研究では, 独自の爆轟法で作成したNDへ72時間の熱混酸処理を行うことにより, 電子線照射やアニール処理を行わずに高濃度のNV中心を含むNDが得られたことを報告する.