講演情報

[22p-A602-14]中空反共振ファイバーを用いた超短パルス励起コヒーレントラマン分光法の開発

〇(M2)稲吉 健生1、財津 慎一1,2、加地 範匡1,2 (1.九州大院工、2.九大未来化セ)

キーワード:

ラマン分光法,ガス分析,超短パルスレーザー

ラマン分光に基づく気体分析法は、迅速な測定速度と高い化学種判別性を有する反面、発生効率の低さやバックグラウンドが問題となっている。本研究では、これらの問題を解決するために、中空反共振ファイバーを用いたラマン分光法を開発する。超短パルス光をポンプ光とシード光として用い、コヒーレントに励起された気体分子から強いラマン光を観測する。最終目標として本分光法に基づく高感度極微量気体分析法の実現を目指す。