講演情報
[22p-C601-18]CuSCN正孔輸送層の界面処理によるペロブスカイト太陽電池の性能向上
〇久恒 圭人1、内田 史朗1、村上 拓郎2、古郷 敦史2 (1.千葉工大、2.産総研)
キーワード:
ペロブスカイト
ペロブスカイト太陽電池(PSC)は、溶液塗布法により容易に作製でき、一般的に普及しているSi太陽電池 (世界最高効率26.8%)に迫る高いエネルギー変換効率(世界最高効率26.0%)を示すため次世代太陽電池として注目されている。近年では、PSCの耐久性を改善するため、安価で高耐久かつ溶液塗布可能なCuSCNが正孔輸送層として検討されているが[1]、エネルギー変換効率が従来のspiro-OMeTAD正孔輸送層に比べて低い。本研究では、CuSCN/ペロブスカイトの界面処理をすることにより、再結合の低減および導電性を改善し、PSCの性能を向上させた。