講演情報
[22p-D901-3]有機超塩基カチオンを有するイオン液体の合成とカーボンナノチューブの電気化学ドーピングへの応用
〇西中 茉佑子1、小柴 康子1,2、赤池 幸紀3、衛 慶碩3、堀家 匠平1,2、石田 謙司1,2,4 (1.神戸大院工、2.神戸大先端膜工学セ、3.産総研ナノ材、4.九大院工)
キーワード：
カーボンナノチューブ,熱電発電,電気化学ドーピング
有機超塩基カチオンを含む新規イオン液体 [TBDH][TFSI]を介した電気化学的ドーピングによる、空気安定性と熱安定性を備えた n 型および p 型両方のカーボン ナノチューブ (CNT) の作製を実証した。 CNT の電気特性（ゼーベック係数や導電率）は、印加電位、つまり CNT 表面に形成される電気二重層の帯電によって段階的に調節可能であり、CNTの熱電特性を制御できることを確認した。